ディクタモ

ギリシャの最南端・クレタ島原産のディクタモは固有種の植物である。ヒポクラテスの時代から現代の伝統医学に至るまで、ディクタモの治療用途は多岐にわたる。扁桃腺炎や喉の痛み、風邪、糖尿病や肥満、頭痛、歯痛、歯肉炎、口臭のほか、月経促進、抗リウマチ、利尿、鎮痛にも用いられてきた。

強い抗酸化作用を持つハーブ

脂質、フラボノイド、テルペノイド(主にカルバクロールとチモール)を豊富に含むディクタモの抽出物とエッセンシャルオイルは、フェノール成分を多く含むため、複数の抗酸化薬理学的特性を持つことが、現在の研究で明らかになっている。

監修:Lela Vavouraki博士

参考論文:Grigoriadou, K., Krigas, N., Lazaris, D., & Maloupa, H. (2013). "FEATURED GREEK HERB BLENDS FOR HIGH QUALITY BEVERAGES: Documentation and market research for dried herbs".