カモミール

カモミールは、古代からエジプト人、ローマ人、ギリシャ人によってその薬効が高く評価されてきた。ヒポクラテス(医学者)、プリニウス(博物学者)、ディオスコリデス(薬理学・薬草学の父)、ガレノス(医学者)、アスクレピオス(ギリシャ神話の医神)によって、カモミールとその効能に関する記述がなされている。気候条件や生育地が多様なギリシャでは、なめらかな味わいとフルーティーな香りが豊かな極上のカモミールを楽しむことができる。

世界的によく知られるハーブ

揮発性オイル、フラボノイド、ヒドロキシクマリンを豊富に含むカモミールは、鎮静作用、抗炎症作用、抗酸化作用、鎮痛作用があるとして、26カ国の薬局方に収載されている。カモミールに関する研究では、抗アレルギー、血糖値上昇抑制、抗菌、抗ウイルス、かゆみ止め、抗シラミ、虫除け、肝臓保護などの効果が証明されている。

監修:Lela Vavouraki博士

参考論文:Grigoriadou, K., Krigas, N., Lazaris, D., & Maloupa, H. (2013). "FEATURED GREEK HERB BLENDS FOR HIGH QUALITY BEVERAGES: Documentation and market research for dried herbs".