フェンネルはミノア時代からその薬効で知られる植物であることが、ミケーネとクノッソスの宮殿遺跡にある銘板で証明されている。古代から今日に至るまで、フェンネルは伝統医学において、主に利尿薬、抗けいれん薬、消化器疾患の補助薬として多くの用途がある。また、ヨーロッパの食生活に欠かすことのできない芳香植物である。
研究によると、フェンネルには揮発性化合物、フラボノイド、フェノール化合物、脂肪酸、アミノ酸のほか、必須微量元素やビタミンが含まれているため、さまざまな健康効果がある。フェンネルには、抗酸化作用、細胞保護作用、肝保護作用、血糖降下作用、抗菌作用、抗ウイルス作用、抗真菌作用があることが多くの研究で示されている。
参考論文:Grigoriadou, K., Krigas, N., Lazaris, D., & Maloupa, H. (2013). "FEATURED GREEK HERB BLENDS FOR HIGH QUALITY BEVERAGES: Documentation and market research for dried herbs".