リンデン

リンデンは中央ヨーロッパと東ヨーロッパに自生する、古くからある多年草の木である。その花と葉は、グレコ・ローマ時代から薬用として広く用いられてきた。プリニウス(博物学者)、テオフラストス(植物学の祖)や中世の治療家たちは、利尿作用、鎮静作用、鎮痙作用、感染症、呼吸器疾患、頭痛など、様々な用途にこのハーブを使用していた。

抗不安、鎮静作用のあるハーブ

研究によると、リンデンには強い鎮静作用があり、人間の神経系の刺激を抑制する脳の化学物質であるγ-アミノ酪酸(GABA)の作用に似ていることがわかった。

監修:Lela Vavouraki博士

参考論文:Grigoriadou, K., Krigas, N., Lazaris, D., & Maloupa, H. (2013). "FEATURED GREEK HERB BLENDS FOR HIGH QUALITY BEVERAGES: Documentation and market research for dried herbs".

レモンバーベナ

レモンバーベナは南米原産の植物で、17世紀にスペイン人がヨーロッパに持ち込んだ。ギリシャの土壌と気候条件がレモンバーベナの生育に理想的であったため、その優れた品質が証明された。レモンのような香りと味わいが特徴で、爽やかな飲み口を楽しむことができる。最新の研究結果によると、レモンバーベナの葉にはフェノール成分が豊富に含まれているため、抗酸化作用と抗炎症作用がある。

肥満に役立つ可能性

レモンバーベナのポリフェノールの薬理作用は、肥満の臨床応用に役立つ可能性がある。動物モデルで行われた研究では、脂肪代謝の有意な改善が見られた。

監修:Lela Vavouraki博士

参考論文:Grigoriadou, K., Krigas, N., Lazaris, D., & Maloupa, H. (2013). "FEATURED GREEK HERB BLENDS FOR HIGH QUALITY BEVERAGES: Documentation and market research for dried herbs".